祖母山系・さまん谷 〜 沢登り研修会 (2009年7月4日)

■梅雨の晴れ間は五月晴れ・・・今年は中々降りません。7月第1週は局地的な大雨に見舞われましたが、それも長続きはせずこの所も青空が広がっています。
 さて梅雨明けの本格沢シーズンを控え、基本的な沢遡行技術の研修・・沢登り学校の開幕!今年も有望な選手が揃いました。既に2〜3本の沢を経験した所で、
 沢登りのメッカ 「奥岳エリア」に参戦☆
 この日、お昼過ぎまでの時間限定で臨んだのは 「さまん谷」。宮原新道からの林道までの短い区間だけど、
 沢登りの面白
みが詰まった実に良い谷だと思います。

 基本遡行、ザイルワーク、泳ぎにショルダー、人工登攀、フィックスロープを伝っての突破、振り子で傾斜の強い斜滝突破など、沢登りに必要なイマジネーションと
 基本遡行技術の訓練、実地体験を通して沢登りライフを
満喫しましょう! さて、今回のスタッフは今年沢デビューのアスリート@テツコップ、最近沢に目覚め
 スクワット@ヒナ、 クライマー@ヒャクさんに、ミカン、
ミチヲ、 綾吉に 私の7名。 リーダー研修会も兼ねたこの沢登り教室、
 内容の解っているこの谷で、次々に現れる関門の突破に終始すればかなり充実した遡行研修になりますぞ〜! いざ川上渓谷本
流に入渓〜遡行開始!


■川上渓谷から支谷の さまん谷に入渓〜 ヒナさん、ヒャクさん             ■ テツコップ
 


■釜付きの滝・・・迫力あります!ここは水流右手のクラック沿いにルートを開く。  釜からの下部取り付きはアングルハーケンにアブミを架けての人工登攀練習。
 


■アブミの上の立ち木でランニング、あとはハーケン、カムでランニング追加。滝を越える。 後続の登攀をし易いようにランニングを整理するミチヲ。
 


                           ■ヒャクさん、ヒナさんタイブロック&カラビナスルーでのフォロー登攀!
 


       ■釜付き滝の上部にはこれまた釜付きの三連滝・・・ どれも安全にトライする事が出来る。
       



■2段目の斜滝・・そのままでは傾斜と水流が強く登りにくい。上部立ち木にフィックスしたロープを頼りに、振り子気味に駆け上がる綾吉!ここではステルスが強かった。
 
                                               ■釜から這い上がるテツ♪



       ■3段目・・・スラブ滝を登り、左側のブッシュコンタクトライン寄りにザイルを引くミチヲ。
       


      ■沢登りに役に立つ基本技術の講習会。ユマーリングは様々な場面で活躍するので慣れておきたい所だ。特にトラバースに関する様々なギアでの
         セットアップ訓練は重要。 高巻き・ヘツリ・トラバース等は事故の確率が高い。

                       



■滝上のプチゴルジュ・・ミカンさん突破!                  ■どん詰まりの横から滝が落ちる、正面のクラックに取り付きたいが釜も深く水圧も強くて困難^^;
 


■リードのミチヲ。正面クラックはあきらめて、左岸スラブを登攀する、取り付きのスラブをよじ登って、
段差越えの地点をアブミで人工。どうしても横向きになりがちなリズにはアングルが効く。 
■河童@テッチャンの水泳突破力をもっても奥のクラックは遠い。水が多いか?
 
 ■重量では負けない綾吉も退散・・・^^;
 


   ■スラブを越えた上には釜付きの斜滝。フィックスザイルを張って急流を突破するミカンさん。 ヒナさんも水流に抗い突破!
 
●フィックスザイルの末端は、ペツルよりも信頼度の高い 『アンカー@綾吉』に固定する♪


■飛び込む先を指差し確認するミチヲ・・・「方向よしっ!」                   ■このプチゴルジュは実に美しい!水も綺麗で泳いで気持ち良いね〜♪
 


■ゴルジュの先端では、ツッパリに バック&フットで登り上がる。ミカン、綾吉はステルスだけど・・この谷はどっち有利か・? ヒナさん元気に泳ぎまくります♪
  
 ■この辺りは役割分担のチームプレイが効く。
 




■これまた顕著なチョークストーンゴルジュ・・・あの大岩を回りこめそうだが・すいりゅが強いか?どうだろう? ここでは左岸のスラブを1ピッチ登りトラバース気味に
 滝上へ降りた。 リードの動きを目視しながら、最後の降り立ちは連携プレイのロワーダウン。 ビレイヤーはミカンさん。

 
 ■滝上にはまだゴルジュに跨る綾吉・・・これは楽しく越えれる。
 



■ゴルジュの出口はツッパリで。                                  ■ヒャクさんツッパリ遡行。
 
 ■ヒナさんも要領が良くなりました。
 



                          ■続く長瀞ではバック&フットで 落ち口に近づき、最後はチムニー越え。
 
 ■アンカー@綾吉・・・さすが沢慣れしておられますなぁ〜♪
 



■絶景のナメが続く・・・素晴らしい☆
 ■この日はこの後に久住での集会もある為、時間も気になるの所、次に出てきた
  ネジレ滝は右岸から巻いた。 すぐに気持ちの良いナメが出てきたら終わり
  も近い。堰堤を2個越えるとすぐに右手に林道が出合うので、そこで遡行終了!
  林道に脱出して、皆さんお疲れ様でした! 


  
さすが奥岳エリアの谷は水も綺麗で、沢登りの面白さも詰まってますね。
  これぐらいの行程の谷をじっくり遡行する事は訓練には丁度良いと思います。
  沢での意思疎通のタイミングを掴めたでしょうか♪
  今年の沢シーズンはまだ始まったばかり! これからも安全第一で充実した 
  沢ライフを過ごしましょう。

  それでは皆さん、また魅惑の渓でお会いしましょう♪ 御機嫌よう☆


 


 ■ミチヲ教官のご挨拶であります♪
 





■時  期  :  2009年 7月 4日
■地  図  :  祖 母 山
■メンバー  : ヒャクメイザン、 ヒナ、 テツ、 ミカン、 ミチヲ、 綾吉、 SG





 

                                                             

































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