伯耆大山北壁 弥山尾根西稜 |
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2009(H21)年12月29日〜30日 チャー・みっちぃ |
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2009年の登り納めに伯耆大山に行く。今回の目的は北壁の雪稜登攀。 31日大晦日から大寒気団が日本海側から襲って来るとの予報を頭に入れ28日深夜に伯耆大山へ移動。 29日 早朝、下山キャンプ場に車を置き、元谷BCまで行く。大神山神社からトレースは消えラッセル。 北壁には誰も入って無いのだろうか? 元谷に来ると伯耆大山の北壁の全容が目前に飛び込んでくる。 |
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初日は弥山尾根。元谷小屋からのアプローチは沢筋を登る。 雪が新しく、かなり沈むため思った以上にラッセルに時間を取られる。 弥山沢を左側に進み弥山尾根西稜取付き点に。 |
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弥山沢。左に弥山尾根、右に別山。 | 取付き点1ピッチ目 登攀開始 |
取付きまでに時間を要したため、1ピッチを出来るだけ長めに取るようにする。 弥山尾根はブッシュが多くランニングも取れ易い。 踏み抜き深くブッシュにはまって、深みでもがく場面も・・。 予想以上に時間をとられる。 スタカット解除しコンテも取りいれながら高度を稼ぐ。 |
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コールが聞こえないのでロープの流れで息を合わす。 | |
途中、少しの間、晴れ間も。 | |
核心の6ピッチ目終わると(通常は10ピッチ程度)傾斜がゆるくなる。 コンテに切り替え、風が強くなる雪稜をラッセル。 |
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6時間以上かけ、やっと主稜線にでる。 |
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弥山山頂からヘッデンつけて夏道を下山。 今回も残業頑張りました! 元谷小屋に無事到着! その夜の元谷小屋に宿泊してる方。 崩壊した屏風岩のルート整備を一人でされてる、 広島の方と同泊しました。 30日は別山B中央稜登攀とお話ししたら、 幻のカンテも整備されたなど、 興味あるお話聞けました。 |
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30日、今日は風が強くガスが濃い。天気も下り坂。午前中が勝負だろう。 昨日と同様、今日も北壁に張り付いてるパーティーは無し。僕らだけ。 弥山尾根分岐からルンゼをトラバースし、中央稜へ。 別山中央稜の下部のブッシュを左巻きに急傾斜面を登る。 この急斜面でロープ出す場合もあるだろうが、この上を取り付き点とし、 ここからロープを出す。取付き点、ちょっと足場が悪い。 昨日の弥山尾根に比べ、アックスをきかせながら登らなくてはいけない。 アイゼンの前爪も活躍する。 |
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凍結した砂利にアックスや前爪を利かせる |
別山はブッシュが少ない |
予想以上に早く天気が荒れてきて、風が強くなる。 まだ、岩壁下部なので、ここは撤退。ロープを2本つないで50m懸垂で下山。 次回に課題が残りましたが、またまた行きますよ!伯耆大山へ! では! |
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